【出展報告】鎌人いち場でエシカルアクション!
- とし☆さわど
- 5月27日
- 読了時間: 4分

鎌倉エシカルラボは、2025年5月18日(日)に鎌倉海浜公園由比ヶ浜地区で開催された「第26回 鎌人(かまんど)いち場」に出展いたしました。地域の皆様との交流を通じて、エシカルな取り組みの輪を広げる貴重な機会となりました。
■鎌人いち場とは
鎌人いち場は、誰もが気軽に参加できる"現代版市場"として、2008年から継続的に開催されている地域密着型のイベントです。このイベントは、街づくりの一環として、地域の人々が互いに繋がる場を提供しています。参加者は暮らしの情報や知恵を交換したり、物販や軽食を楽しんだりすることができます。
特筆すべきは、このイベントが「鎌人ゴミゼロ運動」として、マイバッグ・マイ食器・マイ箸の持参を積極的に推奨している点です。日常生活における環境への配慮を促す、エシカルな視点を大切にしたイベントとなっています。
詳細は鎌人いち場公式サイト(https://kamandoichiba.com)でご覧いただけます。
■私たちの出展内容
鎌人いち場には「売る場」「交わる場」「食べる場」という3つの出展エリアがあります。鎌倉エシカルラボは、「交わる場」内にある「知る場」に出展し、活動のPRや情報交流を行いました。
今回の出展は、フェアトレードの普及を目指す「ミリオンアクションキャンペーン2025」の一環として実施しました。詳細はこちらをご覧ください。
主な活動内容
●フェアトレードの啓発活動
フェアトレードの概念や意義を分かりやすく解説したWEBページ(https://www.kamakura-ethical-lab.org/summary)を制作し、来場者に二次元バーコードを通じてご覧いただきました。
●エシカルアクションの啓発と参加型企画
「地域にこれまで以上に浸透してほしいエシカルアクションは?」というテーマのパネルを設置し、来場者の皆様にシールを貼って投票していただく参加型の企画を実施しました。
●来場者への感謝の気持ち
上記のアクションにご参加いただいた方々には、フェアトレードコーヒー(鎌倉焙煎珈琲 フェアトレードかまくらブレンド)のドリップパックをプレゼントいたしました。
●視覚的な情報提供
フェアトレードに関する動画の上映を通じて、より直感的に理解を深めていただく機会を設けました。
●フェアトレード製品の実物に触れる機会
フェアトレード認証マーク等が付いたコーヒー豆の輸入に使用される麻袋(またい)を無料配布し、フェアトレード製品を身近に感じていただきました。ブースにお越しいただいた方々とは、鎌倉市がフェアトレードタウンに認定されたことや、フェアトレードやエシカルの基本概念、フェアトレードコーヒーが生産者から消費者に届くまでの過程などについて、活発な対話を交わすことができました。
エシカルアクション投票パネルの結果
小学生からご年配の方まで幅広い年齢層の方々にご協力いただき、合計678票もの投票をいただきました。この投票は単なる意見集約にとどまらず、1票につき1円が途上国の生産者への寄付となる仕組みになっています。皆様の参加が直接的な支援につながる意義ある取り組みとなりました。
投票は複数回答可能で、「残さず食べる」「直して使う」などを含む14項目から選択していただく形式で実施しました。結果として最も多く支持されたのは、日常生活の中で身近に実践できるエシカルアクション(残さず食べる、マイバッグやマイボトルを利用するなど)でした。
一方、比較的投票が少なかったのは、時間やコストがかかるエシカルアクション(フェアトレードの食品を選ぶ、オーガニック野菜を食べる、伝統工芸品を購入するなど)でした。この結果は、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを広げていく上で、まずは身近で取り組みやすい行動から始めることの重要性を示唆しています。

今回収集したデータは、鎌倉エシカルラボの今後の活動方針や鎌倉市の事業計画に活用させていただきます。市民の皆様の声を反映した、より効果的なエシカルな取り組みを推進してまいります。
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