
FAQ
よくある質問
フェアトレードやエシカル消費についての用語をまとめました。
フェアトレード製品の取引において、製品の価格に上乗せして生産者組織に支払われるお金のことです。いわば、生産者への「奨励金」のようなもの。
フェアトレード・プレミアムの役割
生産者への支援: プレミアムは、生産者組合や地域コミュニティの経済的・社会的・環境的な発展のために使われます。
生活水準の向上: 教育、医療、インフラ整備など、生産者の生活水準向上に貢献します。
持続可能な生産: 農業生産性や品質の向上のための投資、環境保護活動などに活用されます。
地域社会の発展: コミュニティセンターの建設、学校や病院の整備など、地域社会の発展に貢献します。
プレミアムの使途例
農機具の購入: より効率的な農業を行うための投資
灌漑施設の整備: 水不足対策や生産性の向上
有機栽培への転換: 環境に配慮した農業への移行
教育の充実: 学校の建設や奨学金制度の創設
医療施設の整備: 医療サービスの向上
プレミアムが生まれる背景
フェアトレードは、開発途上国の小規模生産者が、公正な価格で商品を販売できるように支援する取り組みです。しかし、最低価格だけでは、生産者が生活を安定させ、地域社会の発展に貢献することは難しい場合があります。そこで、プレミアムが生まれ、生産者の自立を支援する仕組みとなっています。
フェアトレード・プレミアムの重要性
フェアトレード・プレミアムは、単に生産者に経済的な支援をするだけでなく、以下の点で重要な役割を果たしています。
持続可能な開発目標(SDGs)への貢献: 貧困の削減、質の高い教育、ジェンダー平等など、多くのSDGs達成に貢献します。
消費者の倫理的な消費: フェアトレード製品を購入することで、消費者は生産者を支援し、より良い社会の実現に貢献できます。
貿易の多様化: 従来の貿易システムでは、小規模生産者は大企業に価格決定権を握られることが多くありました。フェアトレードは、このような構造を変え、より公正な貿易を促進します。
フェアトレード・プレミアムは、フェアトレードの重要な要素の一つであり、生産者、地域社会、そして消費者のために、多岐にわたる貢献をしています。フェアトレード製品を選ぶことは、単に商品を購入するだけでなく、より良い世界を作るための行動の一つです。
フェアトレードタウンとは、市民、行政、企業、小売店、学校など街全体でフェアトレードを推進する市町村のことです。
フェアトレードタウンを宣言するには、特定の基準を満たす必要があります。これには、地域内でフェアトレード製品の入手が容易であること、地域内の様々な団体や機関がフェアトレードを支援していること、フェアトレードの理念を普及させるための啓発活動が行われていることなどが含まれます。
フェアトレードタウンの主な活動は以下のとおりです。
フェアトレード製品の購入・販売促進
フェアトレードに関する啓発活動
フェアトレードイベントの開催
フェアトレードに関する政策提言
フェアトレードタウンになるためには、以下の6つの基準を満たす必要があります。
推進組織の設立と支持層の拡大
運動の展開と市民の啓発
地域社会への浸透
地域活性化への貢献
地域の店(商業施設)によるフェアトレード産品の幅広い提供
自治体によるフェアトレードの支持と普及
フェアトレードタウンになることで、以下のメリットが期待できます。
地域経済の活性化: フェアトレード製品の購入を通じて、地域の商店や企業の売り上げが向上する。
市民の意識改革: フェアトレードに関する活動を通じて、市民の倫理的な意識が高まる。
国際貢献: フェアトレード製品の購入を通じて、発展途上国の生産者の生活を改善することができます。
地域のブランド化: フェアトレードタウンとして認定されることで、地域のブランドイメージが向上する。
フェアトレードタウンは、持続可能な社会の実現を目指す自治体にとって、重要な取り組みの一つです。 今後、さらに多くの自治体がフェアトレードタウンを目指すことが期待されます。
フェアトレード製品の購入
発展途上国の生産者に適正な価格で取引し、彼らの生活を改善する仕組みであるフェアトレードの認証を受けた製品を購入する。
オーガニック製品の購入
化学農薬や化学肥料を極力使用せずに栽培・加工されたオーガニック製品を購入する。
地産地消
地域で生産された食材や製品を購入することで、地域の活性化に貢献する。
リサイクル品の購入
使用済み製品をリサイクルした製品を購入することで、資源の節約に貢献する。
環境に配慮した商品の購入
省エネ家電やエコ洗剤など、環境への負荷が少ない商品を購入する。
動物福祉に配慮した商品の購入
動物実験を行っていない化粧品や、放牧飼育された動物の肉製品などを購入する。
労働環境に配慮した商品の購入
児童労働や強制労働を行っていない企業の製品を購入する。
寄付
環境保護団体や人権団体などに寄付をする。
ボランティア活動
環境保護活動や貧困問題支援活動などにボランティアとして参加する。
サステナビリティ(sustainability)とは、「持続可能性」という意味を持ちます。世界には、 いまだ貧困や飢餓、児童労働・強制労働といった人権侵害、地球温暖化による気候変動など、深刻な課題が横たわっています。 将来にわたり、人や地球環境を犠牲にすることなく、持続可能な暮らしを実現するため、世界的にサステナビリティへの取組みが求められています。
2015年9月、国連サミットで、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、 「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、 地球及び繁栄のための行動計画として、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、2015年から2030年までに 達成する目標として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals(略称SDGs)」を掲げました。
